半額チョコを探す旅

アイドルとか色々の話です

二年以上ほぼ新情報がない現役高校生官能小説家アイドルを一年間推してきた理由

担当、肩書に色々詰め込みすぎてタイトルが長くなってしまう。

さてさて、タイトルの通りではありますが私が推している、というよりは担当だという心持ちの二次元アイドルの話をします。

彼はアイドリッシュセブンというゲームのキャラクターです。今年アニメ化されたり、劇中曲のアルバムは相当な売り上げだったり、人気なジャンルだと思います。綿密なストーリーが人気を集めているゲームですので是非遊んでみてください。

このゲームではプレーヤーはマネージャーとしてアイドルたちをマネジメントします。

さて、私の応援しているアイドルは右京櫂里という高校生です。

私の担当の顔を全てのマネージャーが見たことがあります。しかし、彼の名前を知っているマネージャーはほとんどいないと思われます。

彼はゲームの中ではアイドル候補生という扱いです。そのなかでもスカウトガチャには登場せず、ライブ後のドロップでのみ入手できるアイドルです。

候補生、という響きからお察しの方もいらっしゃるかもしれませんが、彼らはメインストーリーには登場しません。声もありません。イラストも多くて三枚しかありません。たった三話のラビットチャット(ゲーム内で信頼度をあげることでアイドルとできるチャット)とファンブックの数行の記述だけが情報源です。悲しいことに彼らのことをモブやサブと呼ぶ人だっています。そして、彼らはゲームのリリース当初から、ほぼ情報の更新がありません。

そんな候補生たちを私は一年ほど応援し続けています。それは、彼らが候補生でいるにはもったいないほど魅力的だからです。 ひとりひとりの紹介をするときりがないので、今回は担当である右京櫂里君のことを語らせてください。以下、ラビットチャットのネタバレを含みますのでご容赦ください。

 

まずはこちらをご覧ください。

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はい顔がめちゃくちゃ良い。

制服のズボンがチェックというところから非常にあざとい。への字に曲げられた口も上目遣いも可愛げがなくて最高。おでこもかわいいですね。クランベリーみたいな瞳も綺麗です。真っ白な衣装に身を包んだ彼はどことなく王子様っぽいです。あのマントみたいなヒラヒラがダンスのときにふわっとはためくのを想像するとあまりの格好よさに心が揺さぶられます。パーフェクトかよ。こんな同級生がいたら毎日フルメイクで学校行くわ。

見た目だけでもまだまだ褒めたりないのですが、内面の話をします。

タイトルにもある通り、彼は高校生、官能小説家、アイドルの三足の草鞋を履いています。アイドルになった理由は官能小説家であることを親にカモフラージュするためというのと作品のリサーチのため。ゆえに原稿が修羅場だとレッスンを無断欠席するちょっと困った子ではあります。

次に大きな特徴としましては、彼はマネージャー(プレイヤー)のことを「おねーさん」と呼びます。一応設定としてはマネージャーは十八歳で、十七歳である右京櫂里君と一つしか違わないのですが、彼はわたしたちをおねーさんと呼びます。

ツボでしかない。しかもこの子、チャット内で語尾に♡をつけたりはしないんです。ちょっと淡白ですらあります。それなのに「おねーさん」呼び。は~~~~~~いとおしいかよ。

しかも彼、女性マネージャーに著作(官能小説)を読ませるんですよ。読ませて感想文書かせるんですよ。なにが起こってるのかわからない。いや一応冗談で「感想文書いてくることー笑」って言ったのに真面目に受け取ってしまうマネージャーが悪いっちゃ悪いんですけどそれにしてもセクハラ

ここまでのインパクトで笑わないわけがなくて、そうこうしているうちに彼にどっぷり嵌ってしまったわけなんですけど、そこまでいくにはちょっとした理由がありまして。

 

以下、右京君に対する独自の解釈や捏造がたっぷり含まれていますので、公式ではないことを念頭に置いていただきたいです。

 彼を本格的に好きになったのは、彼が「そのうちアイドルを辞めそうなアイドル」だと気付いてからだったと思います。

私はちょうど一年前、家族の影響でアイドルの「辞めるかどうかの葛藤」にエモさを感じていました。

 

彼はチャットのなかで「本業は小説」だとはっきり言いました。プレーヤーのことを一回も「マネージャー」と呼びません。何回もレッスンを欠席して、本気でアイドルをやる気はないのだと思われます。他にも、探せばぼろぼろとたくさん「アイドルを辞めそう」な根拠は出てきます。情報源があんなに少ないのに。

出会ってしまった。私が出会いたかったアイドルに、絶妙なタイミングで出会ってしまった。

アイドルを辞めそうで、しかし候補生という特性上彼の物語は動くことはなく、アイドルを辞めることがない。あまりにも、私に都合のいいアイドルでした。

アイドルでなくても生きていける彼が、一時的にでもアイドルでいる。その物語にどうしようもなく惹かれてしまったのです。

それから右京君にどっぷり嵌りこみ、彼の聡明さや可愛げのなさ、たくさんの魅力を知っていきました。あれだけ少ない情報からでもわかるくらい、彼は愛おしい人間です。

彼みたいになりたかったのだと気付きました。彼をミューズだと思いました。

彼をはじめとした候補生たちの妄想に具体性を持たせるために、他のアイドルジャンルに触れようと思いました。(現在は理由あってプロデューサーをやっています)

他のジャンルにも担当アイドルや推しはいますが、右京君は私にとって唯一無二の夢を見せてくれるアイドルです。候補生であっても、情報が異常に少なくても、彼が私の偶像なのです。

 

アイナナ候補生は29人います。個性豊かで魅力的なアイドルばかりです。

憧れの人を追いかけて芸能界に飛び込んだ子、見えないはずのものが見えてしまうのが悩みの子、マネージャーの幼馴染、方言がコンプレックスで無口な子、八百屋の長男で民謡コンテストで数多くの受賞経験がある子、とんでもないブロマンスな雰囲気を醸し出す二人や、眠くてしょうがなくて他の事務所から移籍してきた子までいます。

何度だって言います、皆魅力的です。担当は右京君ですが、候補生箱推しです。

アイドルになった目的や取り組み方だってバラバラな29人が、ひとつの事務所に集まって、一緒にレッスンを受けます。デビューを目指して努力を続ける人、そこまでアイドルをする気がない人、さまざまな思いを抱えた彼らがそれでも「アイドル」して事務所で待っています。

 

 

二年以上新情報がない、というところからお察しの方もいらっしゃるとは思いますが、アイナナ候補生の進展という希望は限りなく薄いです。なにせ、カードのレアリティが低い彼らは滅多に見向きされないのですから。

けれど、私は信じ続けたいと思います。29人がステージの上で輝く未来を。そしてそれをマネージャーとして、ファンとして、笑顔で祝福したい。諦めてしまうには惜しいくらい、大好きなアイドルたちなのです。

彼らの思いが報われてほしいと強く願っています。私にたくさんの夢を見せてくれた彼らの夢が叶ってほしいと、ずっと言い続けます。

 

とりあえずたった三話のチャットで一年以上楽しめる沼なので、そして無料なので!!!アイドリッシュセブンのアイドル候補生たちに会いにいってほしい!!!

絶対に嵌る子がいます。だって一癖二癖あるアイドルが29人もいるんですよ?誰かは琴線に触れると思います。

今日も私の担当は格好良くて愛おしくて、そんな楽しさを全人類に味わってもらいたい。

だから私は今日も右京櫂里君のマネージャーで居続けるのです。